パーキンソン病DVDについて
当院では2015年に「パーキンソン病体操」を作成していますが、2022年に新たな「パーキンソン病筋力トレーニング&ダンス」ができました！それぞれの特徴を知っていただき、ご自分に合う運動を実施いただけると嬉しいです。
パーキンソン病の方にとって、薬物療法と運動療法はどちらも大切です。発症早期から運動やリハビリテーションを行うことで、薬物の使用量を抑え、健康的な生活の継続にも繋がることが報告されています。
そこで、パーキンソン病に効果的とされる運動を取り入れ、専門的指導がなくとも1人で運動を行えるよう、「パーキンソン病体操DVD」を作成しました。座位編に加え、立位編、臥位編、嚥下・発声編など全6種類の体操で構成しています。身体の動きがゆっくりとなり、身体機能が少し低下した方も使用できます。この7年間で全国各地に4,000枚以上を無償配布しております。
元気に自分らしい生活を続けるためにも、身体作りは非常に重要です。近年、年齢とともに筋肉量が低下し足腰が弱ってしまうことが問題とされ、栄養管理を行い、筋肉量を維持することが大切と言われています。この筋肉量を維持するためには、「軽い運動」では効果が少なく、「筋肉の部位ごとに鍛える」、「少しきついと感じる」運動がより効果があるとされています。
そこで、「パーキンソン病体操」より筋力トレーニングを増やし、少しきつい内容で構成した、新しいDVDを作成しました。テンポが早く、鍛えたい身体の部位や目的別に7種類の運動から選べます。また、楽しく運動できるようダンス編も収録しました。疾患の進行予防として、体力作りの一環として、身の回りのことが自立している時期より積極的に使用していただきたいと思っております。
