- トップ
- 禁煙外来ご希望の方へ
禁煙外来ご希望の方へ
はじめに、喫煙と病気の因果関係ついて
国際がん研究機関(IARC)の 2012 年の報告によると、喫煙との関連が確実ながんとして、口腔・鼻咽頭・副鼻腔・喉頭・肺・食道・胃・膵臓・大腸・肝臓・腎臓・尿管・膀胱・子宮頸部・卵巣・骨髄性白血病があげられています。
たばこの煙には 60 種類以上の発がん物質が含まれています。煙の通り道(くち・のど・肺)はもちろん、唾液などに溶けて通る消化管(食道・胃)、血液中に移行して排出され る経路(血液・肝臓・腎臓などの尿路)でもリスクが高くなることに注意が必要です。
元データ:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
*喫煙が、がん発生の高リスクとして影響を及ぼしている事は上記のデータからもうなずけると思います。 タバコが体に悪い事・肺がんのリスクである事を知らずにタバコを吸っている人はほとんどいないとは思いますが、具体的にどのような病気の発生と関わっているのかをご存知でしょうか? タバコは脳卒中、動脈硬化、高血圧などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や結核などの呼吸器疾患、2 型糖尿病、歯周病など、多くの病気と関係していると判明しています。
→リンクへ
春回会クリニックでは予防医学の観点から禁煙指導に力を入れております
春回会クリニックで健診時、問診の保健師・診察の医師より喫煙者の方へは積極的に
禁煙の声かけを行っております。
禁煙に興味を示していただける方へは健診終了後クリニック外来でより詳しく説明して
おります《禁煙支援担当看護師が対応いたします》。
禁煙外来受診の決心がつきましたら・・・・・
可能な限りその日に初回の禁煙外来診察とさせていただきます。/後日予約でも可能です。
禁煙外来へ GO!!
禁煙外来の流れ/保険適応での禁煙治療(治療費は1万3千円~2万円程)
1.初回診察 (月~金/午前・午後→クリニック外来へリンク)
①喫煙状況、禁煙意志の確認、TDS(ニコチン依存度テスト)による評価確認
②ニコチン摂取量の確認/呼気一酸化炭素濃度測定を実施します。
③禁煙にあたっての問題点の把握とアドバイス
医師診察後、禁煙支援担当看護師が再度お話しをさせていただきます。
④禁煙補助薬(ニコチン製剤またはバレニクリン)の選択と説明をします。
運転を生業とする職業の方*:ニコチンパッチ(貼布剤)
上記以外は基本的にはバレニクリン(チャンピックス錠)
*チャンピックスの副作用に眠気があるため、事故防止目的でニコチンパッチとなります。
⑤禁煙開始日の決定
ニコチンパッチ:治療開始と同時に禁煙となります。
チャンピックス錠:治療開始7日間は喫煙可能です。8日目より完全禁煙となります。
ここでは完全禁煙日をご自身で決めて下さい。
2.再診(初回診察から2、4、8、12週間後 (計4回))
①喫煙(禁煙)状況や離脱症状に関する問診
②喫煙状況とニコチン摂取量の客観的なモニタリングと結果説明(呼気一酸化炭素濃度測定)
③禁煙継続にあたっての問題点の把握とアドバイス
医師診察後、禁煙支援担当看護師が再度お話しをさせていただきます。
④禁煙補助薬の処方
2、4、8週目までは基本的に服薬が続きます。
3:再診(初回診察から12週後(初回より計5回で終了です))
③までは上記同様です。
④医師より卒煙認定書をお渡しします。