当院では新しい薬や新しい治療方法が出来るだけ早く提供されるように、積極的に新薬の臨床試験(治験)に取り組んでいます。治験に参加することは、参加した患者さんへの治療だけではなく、新薬や新治療方法を誕生させることによって、より多くの患者さんが新しい治療を受けられることにつながります。
治験を行うには病院の体制や情報管理の整備、医師、看護師、専門の職員(治験コーディネーター:CRC)などの治験に携わるスタッフの準備、訓練が必要です。さらに、治験を正しく継続的に行うには病院の質が問われます。結果的に治験を行う事は当院の医療の質の維持、向上にもつながるものと考えています。
今後とも現在進行中の治験、新しい治験について情報を皆様へ正しくお伝えし、多くの皆様に治験へご参加頂けるように努力致したいと考えています。
病院長 佐藤 聡
治験とは、開発中のお薬を患者様に実際に使用して頂き、その過程で「効果」と「安全性(副作用)」について確認し、医薬品として製造や輸入などの許可を国から得るために行う臨床研究です。
現在世の中で使用されているお薬は、このような患者様による「治験への協力」によって生まれたものです。
治験は、新しいお薬を世の中に提供する大切なプロセスのひとつです。
詳しくは厚生労働省のサイトをご覧ください。
社会医療法人春回会 長崎北病院 治験事務局
〒851-2103 長崎県西彼杵郡時津町元村郷800
電話:095-886-8700(代表)
受付時間:9:00~17:00(平日)
メールでのお問い合わせはこちら対象疾患 | フェーズ | 実施達 |
---|---|---|
パーキンソン病 | 第Ⅱ相 | 100% |
早期アルツハイマー型認知症 | 第Ⅲ相 | 100% |
レビー小体型認知症 | 第Ⅱ相 | 100% |
パーキンソン病 | 第Ⅱ相 | 120% |
脳卒中 | 第Ⅱ相 | 100% |
アルツハイマー型認知症 | 第Ⅲ相 | |
アルツハイマー型認知症 | 第Ⅱ相 | 100% |
アルツハイマー型認知症 | 第Ⅲ相 | |
アルツハイマー型認知症 | 第Ⅲ相 |
※2024年3月までの過去5年間の実績
治験参加のメリットはありますか?
薬や治療法がない病気の場合、効果の期待できる薬や最新の医療をいち早く受けることができます。また、通常診察より詳しい検査や診察が行われ、自分の体や病状をより詳しく知ることができるのもメリットといえます。
余分な費用はかかりません。治験薬は無償提供され、詳しい検査も無料で実施できます。通院のための交通費等の負担軽減費が支払われます。
治験は安全ですか?
一般の診療より詳しい検査を実施し、異常がないか早期に確認します。治験コーディネーターがいつでも対応し、先生への連絡も密にとります。院内には、治験審査委員会が設置されており、定期的に治験の安全性がチェックされています。
治験に参加したい時、どうしたらいいですか?
診察時に医師にご相談ください。治験の条件にあう方の場合、医師や治験コーディネーターより詳しい説明をいたします。