社会医療法人 春回会 長崎北病院

臨床心理科

臨床心理士とは

臨床心理士とは、臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、人間のこころにアプローチする心の専門家です。悩みや困難を抱えた相談者(クライエント)がそれぞれ持つ多種多様な価値観を尊重しつつ、自己実現をめざしてお手伝いをします。
臨床心理士は現在全国に約37,000名おり、医療・福祉・教育・行政・司法といったさまざまな分野で活動しています。

当院での仕事

当院では、主に治療やリハビリに役立てるための情報を得る、『査定』を中心としています。具体的には、記憶力・知的能力・認知機能・遂行機能などを明らかにするために、神経心理理学的な検査を行います。また、病気により辛い思いをされている方を、気持ちの検査やカウンセリングなどで支援します。
検査を行う上では、患者様がもつ力を最大限に発揮できるよう、個人に沿った対応を行うなど工夫を重ね、患者様の状態を正確に判断することを目指しています。また、数値だけにとらわれず、その時々の状態も含めて理解するよう努めています。

検査の紹介(一例)

記憶力の検査
目で見た物を記憶する能力、耳で聞いたことを記憶する能力、注意集中力などを含めた、総合的な記憶力について検査を行います。
能力の検査
言葉で説明する能力、空間認知能力、計算能力、作業スピードをはじめとした、人間のもつ様々な能力を多角的に査定します。
気持ちの検査
患者様の心や身体の状態に焦点をあててお話をうかがいます。日常生活・入院生活における困りごとや、晴れない気持ちに敏感に気づくよう努めています。
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