放射線科
少人数で、大病院に劣らない診療の質をめざします
放射線科では放射線診断専門医1名、診療放射線技師4名、看護師1名での少人数で治療にあたっています。放射線科には一般撮影装置・骨密度測定装置・CT装置・MRI装置・核医学検査装置などを備え、全国レベルを目指す神経放射線のみならず放射線診断全般に力を注いだ診療を行っています。また、地域医療連携にも積極的に取り組み、入院・外来からの依頼ばかりでなく他施設からの検査依頼に対して質の高い検査を提供することにより周辺地域の医療に画像診断で貢献しています。
最新の画像検査
MR装置は磁場強度3T(テスラ)を有しており、中枢神経系疾患の診断に威力を発揮しています。強力な磁場を用いることで、より小さな病変を見つけることや、新しい撮像方法が可能になり診断精度の高い画像検査が行えます。
CT装置はマルチスライスCT(64例)と呼ばれるもので、1回で広範囲の撮像が可能で、その得られた画像を処理することによって3次元画像を作成することができます。
また、核医学検査では脳や心臓の血流、パーキンソン病での心臓交感神経の異常、線状態ドーパミン神経の異常などを調べることができます。
MRI画像
RI画像
検査内容の紹介
- 一般撮影
- 診断用X線を用いて人体の内部の状態を画像化し調べる、いわゆるレントゲンと呼ばれる検査です。放射線検査の中では最も一般的な検査です。胸部、腹部、腰椎など全身の骨の撮影を行うことができます。
- MRI検査
- MRIは強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を鮮明にみることができる最新の医療用画像診断装置です。頭部領域の小さな疾患や整形外科領域、腹部領域などの全身各部位の診断に役立ちます。
MRI検査はベッドに寝ているだけで体の向きをかえることなく、様々な断面の撮像が可能です。造影剤なしでも血管撮像が可能といった特徴があります。(検査な内容によっては造影剤を使用することがあります)検査時間は体の部位、撮影方法により、多少異なりますが、およそ20〜30分で終了します。
※MRI検査について不明な点や不安なことがありましたら、お気軽に当院医師または技師にお尋ねください。
- CT検査
- CTとは、Computed Tomographyの略でコンピュータ断層撮影法と呼ばれ、X線とコンピュータを用いて体の輪切りの断層写真を作り、体の内部を精密に調べる検査です。CT検査では厚さ1ミリメートル未満の輪切り画像を短時間で得ることが可能で、それらを用いて様々な3次元画像を作ることができます。
当院では、64列マルチスライスCTを設置し全身の形態的な評価を短時間に得ることができます。高速スキャンが可能で低被ばくで行えるため患者様の負担が低減でき、より高画質な画像を得ることができます。
- 核医学検査
- 核医学検査とは、ごく微量の放射性医薬品を用いて病気の診断をする検査法です。
体内に投与された放射性医薬品の分布を画像化し、数値化することで、疾病の診断、血流や代謝などの機能情報を早期に捕らえる事が出来ます。また、検査に使用される薬も半減期が短いため、放射線による被ばくも少なく、苦痛も少ない低侵襲の検査です。
当院では、医療機器設備の一環として、GEヘルスケア製の高性能核医学画像診断装置を導入しています。高画質を保ちながら撮像時間の短縮に効果を発揮する先進のソフトウェアも搭載されており、検査を受けられる方への負担を減らす工夫が施されています。さらに、核医学画像の画質向上を目的としたX線CTを搭載することで、従来の核医学診断装置に比べて格段にクオリティの高い画像を得ることが可能です。
- 骨密度測定検査
- 骨密度測定検査とは、骨を構成しているカルシウムなどの量(骨塩量)を測り、骨の強度を調べる検査です。骨密度が極度に減少し、骨がスカスカになった状態を骨粗鬆症といい、ちょっとしたことで骨折しやすくなりますので、骨密度を測定することが重要です。
検査は、寝台に横になり、X線で骨密度を測定します。超音波よりも精度が高く、腰椎や大腿骨頸部で測定します。
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機器紹介
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