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言語聴覚療法について
言語聴覚療法について
「言語聴覚士」とは、英語でSpeech Therapist(略称ST)と言われています。
厚生大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、「言語聴覚療法」を行う事を業とする者をいいます。
言語聴覚士療法の定義としては、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある人々に対して、その機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う事を指します。さらに、脳卒中の後遺症や神経難病の症状である嚥下障害(うまく飲み込めない、飲み込むとむせる)に対する嚥下訓練を、診療の補助として医師又は歯科医師の指示の下に行います。
当院では2006年7月より非常勤STを配置、医師・歯科医師・病棟看護師・STなどで構成される、摂食・嚥下リハビリテーションチームを立ち上げその活動に力を入れてきました。2008年5月からは1名のSTが常勤し、2018年現在ST3名まで増員しその活動の更なる拡大を図っています。
当院での言語聴覚療法の具体的な内容としては
1.嚥下障害の方のベッドサイドえの簡易検査
2.口唇・舌や喉などの筋力や可動性向上訓練(間接訓練)
3.嚥下状態に合わせた食事形態の選択・食事方法の検討と実際に食事を食べる訓練(直接訓練)
4.嚥下造影検査(VF)・嚥下内視鏡検査(VE)施行補助と、検査結果をもとにした訓練
5.在宅・施設などに戻られる方への食事形態・接取及び解介助方法の指導
6.言語障害(失語症や構音障害)の方のコミュニケーション訓練
などを行っています。
当院はコメディカルに多職種が在籍しています。STの得意領域を生かし、同時に他の職業と協議しながら、リハビリを行っています。