睡眠時無呼吸症候群(SAS)簡易検査について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠中に10秒以上の呼吸の停止(無呼吸)が5回以上繰り返される病気です。近年SASによる居眠り運転事故が話題になっています。また、昼間の眠気やきつさといった自覚症状だけでなく、高血圧や糖尿病の悪化の一因ともいわれています。
寝ている間に生じる無呼吸が、起きている間の活動に様々な影響を及ぼし、気付かないうちに日常生活に様々なリスクを及ぼしていると考えられています。
特にSASの検査をお勧めする方
- いびきが大きい方
- 眠っている間に息が止まっていると指摘された方
- 若いころと比べて体重が増加した方
- 高血圧など生活習慣病を指摘されたことがある方
- 昼間に強い眠気がある方、居眠り運転事故を起こしそうになった方
自分では寝ているときの状態は確認出来ません。眠っている時の呼吸状態を何らかの方法で確認する事が必要となります。
⇒簡易スクリーニング検査をお勧めいたします。
当院では睡眠時無呼吸症候群の簡易スクリーニング検査をすることができます
ご自宅でフィンガークリッププローブを就寝前に装着しいつも通りにお休み頂きます。
毎日晩酌を行う方は晩酌を中止する必要はありませんが、可能であれば晩酌ありと晩酌なしでの2日法での検査を推奨します。
クリニック受診~検査実施~結果説明の流れ
《基本的に事前予約が必要ですが、健診当日でも機器に空きがあれば可能です》
~気になる方はご相談下さい~
- 問診・診察後に簡易検査機器の説明
- ご自宅で機器を装着しお休み頂きます
- 検査時間(睡眠時間)は6時間以上が望ましいとされています
- 翌朝起きられた時点で取り外してください(2日法の方は2日目の夜も機器を装着)
取り外した日に機器を外来へお持ちください。
15分程で解析終了しますので、その後解析結果をご説明いたします。(お仕事等の都合で取り外した日に持参できない方は機器貸し出しの際にご相談下さい)
*解析結果で睡眠時無呼吸症候群が疑われ、さらに精密検査が必要と判断された方は井上病院睡眠センターにご紹介致します。