看護助手：井上病院
Interview
私の役割は、
患者さんやご家族に寄り添い、
耳を傾け看護師との
懸け橋になることです
井上病院
看護助手
業務内容は？
入浴介助、食事介助、おむつ交換、退院後のベットメイキング、口腔ケア、備品補充、環境整備、部屋移動などを対応しています。また、入院患者さんの生活に近い場所で接しますので、メンタリティな部分のサポートもとても大切になってきます。日々の声かけや、様子の変化などをキャッチし、看護師に情報を共有し、迅速に対応することが必要です。患者さん・ご家族、地域の方々に信頼されるチーム医療の一員として取り組んでいます。
職場の雰囲気はいかがですか？
お互いフォローし合って動いていて、いい雰囲気だと思います。業務も多岐に渡るので、声かけをしながら、お互いが業務時間内に仕事が終わるようにしています。
仕事のやりがいや喜びは
どんな時ですか？
井上病院は急性期病院なので、入退院の入れ替わりも多く、患者さんは長くて10日ほどで転院・退院をしていきます。そういった入院生活の中で不安を感じる方も多くいます。そんな時、「気分はいかがですか？」と声をかけてお話を聞いたり、お風呂で体をきれいにしたりしたときに、「ありがとう、嬉しいよ」と言ってもらえると、私自身も嬉しくなり、達成感があります。看護助手は医療行為ができませんが、入院生活の中で患者さんには少しでも快適に過ごしてもらいたいと思っています。
どのような教育体制を
取られていますか？
年間スケジュールに沿った院内研修があり、新しいスキルの習得や振り返る時間があります。また、オンデマンド研修・院外研修にも参加でき、スキルアップしたいと考える人には支援してくれる制度が整っています。私は未経験からスタートしましたが、臨床現場に立つことで発疹や褥瘡といった専門知識も身につき、キャリアアップとして介護福祉士の資格を取得しました。頑張る人を応援してくれる職場だと思います。
- 08:45
- 出勤／夜勤者からの申し送り
- 09:00
- 環境整備
- 09:30
- 入浴介助
- 10:30
- 部屋移動、ベットメイキング
- 11:30
- 口腔ケア、昼食配膳
- 13:00
- お昼休み
- 14:00
- 清掃、体重測定
- 15:00
- 環境整備
- 15:30
- おむつ交換
- 17:30
- 退勤
就職希望者へのメッセージ
をお願いします
私たちの仕事は医療と看護の現場に携わることで、専門知識が学ぶことができます。病状の異変などにいち早く気づく為の日々の観察力と、迅速な対応が求められる重要な役割を担っています。看護師や他職種との連携を取り、情報共有を密に行い、プロ意識を持って質の高いケアの提供を目指しています。
井上病院 介護助手上長
能田看護部長メッセージ
患者さんの療養生活に欠かせない頼もしい存在です
当院の看護補助者の約半数は介護福祉士で、認知症サポーターの資格を持つ人もいます。看護補助者は患者さんの最も近い存在であり、療養生活の質を左右する職種だと考えています。療養生活のサポートをするにあたって、もっとケアの質を上げたいと介護福祉士の資格取得を希望する人も多いため、学習に対する支援も行っています。
コロナ禍以降、「病院＝大変な職場」というイメージが強くなり、二の足を踏む方も多いと思います。ただ、病院に限らず、どの職場でも其々の大変さがある筈です。当院には、教育システムとサポートする仲間、ともに汗を流してくれる仲間がたくさんいます。患者さんの「ありがとう」という言葉や笑顔は何よりの清涼剤で、私達の方こそ感謝の思いです。私たちと一緒に、地域の方に「ありがとう」を届けていきませんか。