社会医療法人春回会 井上病院睡眠センター

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お客様の声:60代男性(H22.8 SASの音 No.30)

60代男性(H22.8 SASの音 No.30)

5 年前「いびきがひどい!うるさくて同じ部屋では眠れない」「また、息が時々止まった状態となり心配している。」 等を妻に言われるまでは、自分がいびきを掻くなんて思ってもいなかったし、人から言われたこともなかった。まし てや息が止まっているなんて信じられなかった。半信半疑で17 年4 月、井上病院の門をたたき、入院検査を受け たところ「睡眠時無呼吸症候群」のレッテルを貼られました。それ以来CPAP との長い付き合いをしております。最 初は取っ付きにくい機械で長い付き合いは無理かな!と感じていましたが、担当医の先生のご指導もあって一つ 一つ問題点が解決され何とか仲良くなって5 年を経過しました。喉が乾燥するので水をセットした装置にしていた だいたこともありますが、今では慣れて水は不必要となりました。

私自身、既往症としてアレルギー性鼻炎があり鼻孔が狭窄してわん曲しているとのことです。通常の呼吸も鼻呼 吸でなく口からの呼吸が多いみたいです。従って、CPAP を装着するときも通常のマスクではどうしても馴染めま せんでした。先生と相談して鼻孔用マスクに変更していただきましたら、機械の空気の圧力が鼻孔を押し広げてく れるのか、機械の装着がしやすくなり、苦にもならなくなりました。

そのほか体調管理にも努力しております。CPAP 装着当初の体重は66 キロあったのが61 キロまで減量しました。運動は「60 の手習い」水泳で日々研鑽しております。CPAP 用鼻マスクのお陰でいびきも掻かなくなったようで「家庭円満」にも大いに役立っています。しかし、CPAP との縁が切れる日が早く来ればいいな!と願っているのが本音です。

ドクターから

CPAP ユーザーの方の中には、CPAP をつけた初日からマスクのジャストフィットを実感される 方がまれにおられますが、ほとんどの方が、この方のように最初は多少CPAP に抵抗を感じて います。しかしその場合でも鼻のケア・加湿器の使用・マスクの変更・開口防止テープなどを 使用することで、なんとかCPAP の継続装着ができるようになるものです。問題などがありまし たら、遠慮せずどんどん外来担当医や技師にご相談下さい。

なお、何歳になっても体を動かすことは健康維持のためにも大変良いことです。SAS 治療 の原則は、“さっとCPAP をつけ、ゆっくりダイエット”です。夜はしっかりCPAP を装着し、朝・晩 の比較的外気温が下がった時間帯に体を積極的に動かしましょう。尤も昨今は熱中症対策 は必須ですが・・・

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