CPAPを使用する前は毎日が睡魔との戦いでした。
自分が無呼吸であることは認識していたものの、朝の目覚めが悪いわけでもなく、特に睡眠に問題があるとは思っていませんでした。
ただ午後になると異常なくらいに眠気が訪れ、集中力に欠け、自分が今何をしているのか、何をしようとしていたのか分からなくなりました。
文章を読んでも、ただ文字を追っているだけで内容が頭に入らず、記憶力は低下し、仕事においても自信喪失し、どん底の日々を経験しました。
ところが、CPAPを使用するようになり5ヶ月を経て、午後の眠気もなくなり、霧が晴れたように視界が開け、また理解力や判断力も回復しており、自信を取り戻しつつあります。1日でも早く相談し、治療を受けていれば良かったと心から思っています。
この方は当初AHI87.4回/時で重症と診断され、CPAPが著効した方です。十分な睡眠時間をとったはずなのに朝のすっきり感がなく、日中は眠気でウトウト…上司には“たるんでいる”と目を付けられたりなんて方が周りにいませんか?いびきや無呼吸が起こっていても寝ている間のことは自分ではわかりません。当院でもベッドパートナーに指摘され、来院される方がほとんどです。早期発見・治療を行うことで長期的には様々な病気(心筋梗塞や脳卒中など)の予防効果があります。家族や友人の方で気になる事がある人は、まずは専門外来の受診をお勧めします。なお、新患は電話にて予約を受け付けています。